楽天モバイルが全都道府県で自社回線への切り替えを始めると公表したことが話題ですね。それによって今後楽天モバイルの回線状況が向上するものと期待されますが
現状では、まだまだ不満なユーザーの方もいるようです。
そこでこちらでは「楽天回線エリアなのに遅いのはなぜ?対策は?」という点についてご紹介します。
結論
今後の改善は大いに期待できるが当面の対策としては時間帯・場所を変える、機内モードにしてみる、機器自体の再起動などがある。
詳しくは
Contents
まずはこちらを試してみましょう
一度機内モードにしてから再接続
機内モードにするとすべての通信が一度リセットされるため、再接続した際に回線速度が復活する可能性があります。
機内モードに切り替える手段は機種によってさまざまですが、ほとんどの場合「設定」から操作できますので、まずは機内モードにして再接続を行ってみましょう。
再起動
機内モードにしてから再接続をしても改善されない場合、スマホの電源を切って再起動してみましょう。
スマホを再起動させると、スマホのバグが改善されます。速度低下はスマホのバグが原因になっている場合もありますので、こちらの対処法も有効です。
原因別の対策
原因①混雑しやすい時間帯に利用している
→対策 昼や夕方、あるいは夜間などの利用者が増える時間帯を避ける
そうは言っても必要だから使ってるんだよ、とおっしゃられるかもしれませんね。それでは
原因②電波を受信しにくい場所にいる
- 地下(地下街や地下鉄の中など)
- 屋内
- トンネル内
- 高い場所
このような場所は電波が届きにくい特徴がありますので、たとえ対応エリア内でも接続が不安定になることがあります。
特に楽天モバイルには大手3キャリアと異なり、電波の届きやすい周波数帯、いわゆるプラチナバンドが使えないために障害物に弱いという欠点があります。そこで。
→対策 屋外や窓際などに移動する
原因③パートナー回線になってしまってない?
それはわかっている、という方もいらっしゃるでしょうが一応。
楽天回線エリア内にいても、知らないうちにパートナー回線に接続していることよくあります。
もしも「速度が遅くない?」と思った場合は「my楽天モバイル」アプリから手動での切り替えを行ってみましょう。
どうしてもパートナー回線が使いたい、という場合は「my楽天モバイル」アプリからデータチャージを行うことで1GBあたり550円からデータの追加購入が可能です。
そもそもの話「楽天モバイルの特徴」
楽天モバイルでは次の2つ回線が使用されています。
- 楽天回線
- パートナー回線
楽天回線とは、楽天が独自に保持している自社回線です。こちらでは都市部を中心に基地局が設置されていますが、そのエリアは徐々に地方へも広がっています。
もう1つのパートナー回線とは、楽天回線がエリア外の場合、あるいは電波が弱いときに繋がる回線です。このパートナー回線では「au」の電波を利用しています。
このように2つの回線を利用している楽天モバイルには、注意すべき点があり、それは「データ無制限は楽天回線のみ」という点です。
パートナー回線エリアでは、月に5GBの制限があって5GBを超えると1Mbpsの速度制限がかかってしまいます。
楽天モバイルの自社回線への切り替え
楽天モバイルは2022年4月から全都道府県で自社回線への切り替えを始めると発表しました。
これまで楽天では上記の通り基地局整備が不十分なエリアにおいてはauの回線網を借りているのですが、自社回線への切り替えによって楽天がコスト削減ができる他に利用者は今後高速通信をより多く使えるようになりそうです。
まとめ
自社回線の整備によって楽天モバイルの速度や接続環境は改善されるのでしょうか。今後の展開を注視する必要はあるのでしょうが、多くのメリットのある楽天ですから、その改善によって良い意味での競争激化・利便性向上が実現されれば良いですね。