大手旅行代理店によるハワイ行きのパック旅行が約2年ぶりに再開されるそうです。一方為替相場は一時は約20年ぶり水準である126円となるなど円安模様。そこで、海外旅行と円安の関係についてお届けします。
ハワイ旅行に対する円安の影響
もっとも大きく影響が出るのは金額自体が大きいホテル代金と航空料金でしょう。
宿泊料金
特に現地ハワイのホテルに予約を入れて利用し、現地で宿泊料金を支払う場合は大きく為替相場の影響を受けます。
「2泊で1,000ドル」で予約を入れる場合だと、例えば120円/ドルで計算すると12万円です。これが実際に支払う時に130円/ドルになっていた場合は13万円になってしまいます。
旅行時期がすぐこれから、というならともかく「少し先に予定している」という場合は円で支払っておいてバウチャーを受け取っておくのが良いでしょう。
この方法なら例えば「●月の円ドル相場が云々」ということによって支払金額に影響を受けません。
バウチャーとは
部屋が予約済であることを証明する書類。宿泊施設の名称・住所や連絡先・チェックインの日付や利用者氏名支払い状況の有無などが記載されており、チェックインの際にこの書類をフロントへ提示することによって宿泊をする。
航空料金
一方、航空料金については購入する現時点の円ドル相場での計算となるので、ただちに金額は確定されます。
クレジットカードでの現地の支払
日本に請求書が届いた時の為替レート+手数料で計算されます。つまり、この先円がさらに安くなる状況の場合
例えば2,000ドルのバッグを購入したとして、その後120円→130円/ドルへと変動した場合支払う金額は24万だったはずが26万円になってしまいます。
ですので、円安基調が予想される場合は要注意です。
円安状況でのお得な海外旅行
というわけで海外旅行の場合「円安になると損」の傾向があります。
つまり現地ハワイで1個100円だったチョコレートが120円とか支払わないといけないわけですので。
「今の為替相場だとどうなのなか?」とわからなくなった場合は、この「チョコレート脳内計算」をしてみると頭の中が整理できますよ。
帰ってきたら円に換する
海外旅行中に使っていたドルは日本に帰国した際には残りを円に両替することが必要です。
ここでも為替相場をうまく利用することでお得感を味わうことができます。
というのは海外から帰国した際の両替では旅行時とは違って「円安」を利用することができます。
つまり100ドルを持っていた場合、前述のケースだと受取額が1万円→12,000円になるわけで、それだけ日本円をたくさん手にすることができるのです。
これから可能になるあろう海外旅行を工夫して、ちょっとでもお得になれば良いですね。
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