共働き世帯が主流の昨今、社会のしくみも少しずつ変化しています。
しかし、地域や世代の多かった昔とは違い、おじいちゃんやおばあちゃんと同居している家庭も今は多くはありません。
突然の残業や休日出勤、子どもが体調を崩したときなど、いざというときに頼れる預け先がないと親は困ってしまいます。
突発事項に慌てないよう、預け先について調べてみました。
子どもの預け先はどんなところがあるの?
それでは早速 子どもの預け先について確認していきましょう。
今回は主に突発事項時の預け先になりますので、日中の主な預け先の保育園や学童保育については述べていきません。
ファミリーサポートセンター
厚生労働省の指示のもとに、各自治体が運営している地域での相互援助のサポートとなります。
会員登録をして、有料でサービスを受けられます。
子どもの預かりをする会員については、子どもを一時預かるための講習を受けた人が担います。
実際にサービスを受ける前に面談をすることもできるので、安心ですね。
受けられるサービスについては以下になります。
・保育園の送り迎え
・保育園や学童の預かり時間終了以降の一時預かり
・通院や冠婚葬祭時の一時預かり
・夜間の緊急時の預かり
自治体や会員によっては受けられないサービスもあるので、事前に確認が必要です。
ショートステイ
厚生労働省の指示のもと自治体が実施している子育て支援サービスです。
保護者の出張や入院などで、子どもの保育がどうしてもできないなどといった理由で有料でサービスを受けることができます。
料金については、世帯収入によっても違う場合があります。
受けられるサービスは以下になります。
・養護施設などで最大7日間までの短期間の宿泊での預かり
条件や料金は自治体によって違う場合があるので、窓口などで確認しておきましょう。
トワイライトステイ
主に夜間に子どもの預かりの対応をしてもらえます。
場合によっては、保育園や小学校へ子どもを迎えに行ってもらえることもあります。
夜勤をしている保護者には助かるサービスですね。
預かりの対応ができる時間帯や曜日は自治体によって違うので、問い合わせてみましょう・
ベビーシッター
主に民間企業が運営しているサービスです。
0歳から12歳ぐらいまでの子どもの面倒を自宅で有料で見てもらえます。
預かり時間などの相談も個別に乗ってもらえる場合も多く、運営会社によっては夜間保育などの依頼も受けてもらえる場合があるようです。
厚生労働省のHPにベビーシッターを利用する際の注意点が記載されているので、利用の前に目を通しておきましょう。
料金体系も運営会社によって違うので、ネットなどで情報収集しておくといいでしょう。
突然子どもを預ける場合の注意点
突発的に子どもを預けることになった場合に注意する点があります。
確認していきましょう。
複数の預け先を確保しておく
いつ、どんなタイミングで突発事項が起きるかわかりません。
預け先を複数確保しておけば、急なタイミングでも慌てずに済みます。
日ごろから情報を集めて、複数の預け先を確保しておきましょう。
子どもの気持ちを優先する
仕事をしていると、どうしても無理をしなければいけない場面は出てきます。
しかし、親の都合を優先しすぎると、子どもにストレスがかかってしまうこともあります。
仕事は大事ですが、子どもの気持ちをまず最初に考えるようにしましょう。
預け先もできれば事前に子どもも一緒に探せるといいですね。
まとめ
いかがでしたか。
本来子どもは社会で育てるもの。
昔は多世代で同居をしていて、地域全体で子育てをしていました。
預け先をさがさなければいけないのは現代ならではの悩みですが、親子ともに納得のおける預け先を確保することで、ピンチをチャンスに変えて乗り切りたいものです。