昨今のキャンプブームで、人と予定を合わせることなく気軽に行ける「ソロキャンパー」が増えています。
他人と接触せず、すべて1人で完結することの開放感はたまりません。しかし、ソロキャンプには1人だからこそのリスクが存在するのも事実。
そこで今回は、ソロキャンプの注意点と対策を解説していきます。
ソロキャンプに潜むリスクとは?
ソロキャンプがリスクになる理由は、「1人だから」ということ。
ここでは、ソロキャンプで考えられる様々なリスクを見ていきましょう。
盗難のリスク
人気のキャンプギアは、ネット上で定価より高く転売されることも…。
それを狙った盗難事故も起こっています。
せっかく買った高いギアを盗まれたら、精神的にショックなのはもちろんですが、その日のキャンプが続行できなくなってしまう可能性もあるでしょう。
テントを離れる時には、盗難対策が必要となります。
近隣トラブルが起きるリスク
自分がトイレに行っている間に強風で道具が飛んでいってしまい、隣サイトの子どもにケガをさせた事例も起きています。
このような事故では、高額な医療費や慰謝料が発生するリスクもあるでしょう。
また、近年はマナーが悪いキャンパーが増えており、ゴミを放置して帰る人たちや、お酒に酔って騒ぎトラブルになるケースも増えています。
災害のリスク
焚き火をつけたまま買い物に行っていると、強風で火の粉が舞い、枯れ草に引火。そこから、大規模な森林火災になることもあります。
他にも、海や川近いところにテントを張っていると、「翌朝目が覚めると、気付かぬうちにテントが水没していた…」という事例も発生しているのです。
1人だからこそ、災害に気付くのが遅れてしまう可能性があるでしょう。
ソロキャンプのリスクヘッジ
ソロキャンプは1人ということから、就寝中やトイレに行く際にサイト内が無防備になり、「誰も助けてくれない」というリスクが潜んでいます。
そこで、ソロキャンプのリスクを最小限に抑えるための対策をご紹介します。ソロキャンプを目一杯楽しむためにも、ぜひ実践してみてください。
管理人さんが常駐するキャンプ場を選ぶ
キャンプ場の中には、管理人さんが常駐しているところがあります。
管理人さんはこまめにサイト内を巡回しており、窃盗犯にとって盗難しにくい環境にあるでしょう。
また、ケガやトラブルがあった際にも対応してくれるので、キャンプ初心者の方は管理人さんが常駐しているキャンプサイトをおすすめします。
家族に行き先を知らせておく
キャンプに行く前には、家族や知人に自分がどこに行くか知らせておくことで、リスクを減らすことができます。
最近では、落とし物を探す際にGPSで場所を特定できるアクセサリーも販売されており、ズボンなどに装着しておくと家族に居場所を知らせることができるでしょう。
事件や事故など、万が一のことがあった場合の早期発見に繋がります。
防犯意識を心がける
さまざまな対策はありますが、最も大切なのはやはりキャンパー自身の防犯意識です。
サイトを離れる際には、貴重品や大切なギアを持ち歩くようにしたり、テント内に道具をしまって、鍵をしたりするもの良いでしょう。
就寝中は、テントや車内にキャンプギアをしまっておくのがおすすめです。
また、テント内では小さなライトをつけたままにしたり、小さな音量で音楽を流したまま寝たりすることで、人の気配を感じ、盗難リスクが大幅に軽減します。
まとめ
本記事では、ソロキャンプのリスクと対策を解説しました。ソロシャンプは贅沢な自然を独り占めできる反面、無防備な時間が多くなります。
せっかく日常の疲れをリフレッシュする時間が台無しにならないよう、最大限のリスク対策を行いましょう。